
私は先週、とある為替の講演会に出席しました。
その中で、数か月前の実際の為替の値動きのチャートをテクニカル無しで画面上に再現し、予想するという講義がありました。
その話が終わった後で講義を聞いていた人から質問がでました。
皆様ご存知のように相場というのは上がったり、下がったりします。
相場が上がっているときにも短い時間足で観ると上がって下がってを繰り返しています。
その質問した人はそういう細かく上げてまた小さく下げる時間から相場の上げ下げを知ると言います。
私は相場の予想は色々な方法があり、そのどれもがある程度の意味があると思えます。
ただ、細かい相場の上げ下げから大きな動きを予想する、という手法はかなりの経験が必要です。
長い相場経験があれば「勘」で相場を予想出来るようになるものです。
例えば、プロ野球の野手は相手方のバッターの打撃フォームと打った時の音から打球の飛ぶ方向を予想します。
こういう「勘」はいい加減なものではなく長い経験で養われます。
先ほどの相場予想の話に戻りますと長い経験が必要な「勘」に頼る手法は初心者にはお薦めできないということです。
まずは基本的でよく知られた手法を覚え、それから自分なりの
手法を編み出す、という順序を踏むのがいいでしょうね。