
FXとは、Foreign Exchangeの略で、外国為替証拠金取引のことをいいます。
外国の通貨を売買して取引を行う投資で、リスクの低い投資となっています。
FXのメリットは他の投資に比べても、シンプルで初心者にも易しいという点が挙げられます。
取引会社の提示する中から好きな通貨ペアを選ぶだけで良いのです。
FXの取引を始めるには、FX業者や証券会社等で口座を開設する必要があります。
申し込みはインターネット上から可能です。
携帯電話などのモバイルを利用した取引も可能になっています。
FXとは?

近頃何かとよく取り沙汰されるFXという言葉ですが、FXとは、外国為替を意味する『Foreign Exchange』の略で、外国為替証拠金取引の事を言います。
簡単に説明すると、外国の通貨を売買して取引を行う投資スタイルの一つで、その流通性や安定した取引により株よりもリスクの低い投資方法となっています。
外国為替証拠金取引という言葉通り扱う金融商品は外国為替となっており、保証金を担保とする事によって、その何倍もの金額の取引が可能です。
FXの特徴は、何と言ってもレバレッジ(少ない資金で多額のお金を動かす)を利用できるという点にあるでしょう。
FXを制すれば、小さな元手小さなリスクで大きな利益を得ることも可能です。
FXのメリット
FXのメリットは他の投資方法に比べても、シンプルで初心者にも易しいという点が挙げられます。
株投資は数多の銘柄を見ているだけで倦厭する人も多いですが、FXなら取引会社の提示する中から好きな通貨ペアを選ぶだけで良いのです。
コストが安いというのもFXのメリットであり人気の一つと言えるでしょう。
現在では手数料無料という会社が増加し実質コストとなるスプレッドも縮小してきているのです。
また、株のように取引時間帯が決まっているわけではありませんので夜間でもトレードが可能です。
これによって、好きな時間にFX取引を楽しむ事ができるのです。
FXのデメリット
FXのデメリットとは、リスク以外の何物でもありません。
中でも「為替レートの変動」はFXにおける一番のリスクとなります。
FXの醍醐味とも言えるレバレッジも使い方によってはリスクの一因になる事があるのです。
受けるであろう損失を視野に入れず無闇にレバレッジを効かせていると、損をしてしまった時の金額も大きくなってしまうので注意が必要です。
また、FXの取引は株式とは違い24時間動いていますので値動きは微々たるものですが、価格はずっと変動し続けています。
FXの取引会社選びにもある程度の注意を払う必要があります。
2005年の金融先物取引法改正で悪質な業者はほとんど無くなりましたが、お金の取引を行うのですから口座開設の際には会社の事をよく調べておきましょう。
為替について

為替とは手形や小切手、銀行振り込みと言うように、現金以外の方法で金銭を取引することをいいます。
また、外国為替とは円とドルやマルクとドルと言うように異なった通貨を交換する事を指します。
よく円安ドル高などと言った言葉を耳にしますが、FXを始めるならこれらの言葉に慣れておく必要があります。
1ドル100円から1ドル90円になれば円の価値が上がっているので「円高」という事になります。
通貨の交換比率は外国為替レートと呼びます。
1ドル95円なら1ドルは95円と交換出来るということです。
この比率はその国の経済状況など様々な要因を受けて刻一刻と変動します。
どこで取引を行うのか
株式の取引は証券取引所で行われるものですが、外国為替の取引は通貨を買う人と売る人が直に行います。
これを「相対取引、OTC(Over The Counter)」と言います。
銀行同士が為替の取引をすればそこに「為替市場」が出来上がるというわけです。
これらには電話やインターネットなどの通信回線が利用される為にテレフォンマーケットやスクリーンマーケットと呼ばれる事もあります。
FXはインターネットなどの通信網が発展したからこそ生まれた新しい取引方法であるとも言えるのですね。
また、「外国為替市場」と言うのは取引が活発な東京、ニューヨーク、ロンドンといった規模の大きい都市をベースにして「東京外国為替市場」といったように、便宜上使われている言葉になります。
FXの取引方法について
FXの取引には、FX業者やeバンク等の金融機関、証券会社等で口座を開設する必要があります。
これらの申し込みはインターネット上から可能ですので、審査に通ったところでパスワードとFXの取引IDが発行されます。
FX業者なら早くて数日で取引が可能になる場合が多く、取引の基本はインターネットを利用するものですがFXの業者によっては携帯電話などのモバイルを利用した取引や電話注文での取引も可能になっています。
少し踏み込んだところで、FXには2種類の取引方法があります。
外貨を「買い」から始めて「安く買い高く売る」事で利益を上げると言うものと、反対に「売り」から始めて「高く売り安く買う」事で差額を利益とする方法です。
どちらにせよ初心者の方は馴染みのある外貨(ドルやユーロ等)から取引を開始すると分かりやすいかもしれませんね。
必要な予備知識

FXを始めるには、まず専門用語を覚える必要があります。詳しくは後の項目で説明しますが、ここでは代表的なものを挙げておきます。
まずは、「レバレッジ」。
これはFXの肝、損益の値を操作するものです。
レバレッジを大きく設定すれば小さな資金で大きな利益を得ることが可能ですが、損をする時にも多大なダメージを受けてしまいますので注意が必要です。
「値洗い」とは未決済のポジション(売らずに保有している状態)を時価の評価レートで換算し、取引した時のレートと比較をして損益を計る方法です。
これによって現在、幾ら損益があるのかを把握することが出来るわけです。
また、FXの取引時間は24時間(日本時間の月曜日午前7時~土曜日午前7時まで)可能だと言う事も覚えておいて下さいね。
FXを始めるためには
FX取引を開始するには、まず自分の信頼できるFX業者を選んで口座を開きましょう。
一口にFX業者と言ってもスプレッド(支払い手数料)が無料なところや取引通貨の豊富な会社など様々な特徴があります。
この辺りは自分のスタイルに最も合った業者をじっくりと選びましょう。
さて、FX取引会社を選び、口座を開いて心構えが出来たら次はいよいよ実際の取引になります。
業者が入金を確認次第、取引が可能になりますので事前に会員の専用ページなどにある「基本操作説明」を十分確認しておきましょう。
FX取引会社を決めればほとんどの手続はインターネット上から行えるものですが、本人確認の為に免許や保険証が必要になります。