
FXは、世間では税金を何億も脱税するくらい儲かる投資商品と言われることもありますが、全ての取引で利益が出るとは限りません。
天才トレーダーや市場の予測を完璧に出来る人は毎回利益を出すことが可能かもしれませんが、まず、それはないと思います。
以上のことでFX取引をするにあたってのリスクを述べたいと思います。
リスクを理解した上で口座開設を行って下さい

どんなリスクがあるかを事前に理解して、納得した上で口座開設の手続きを行っていただきたいと思います。
FXは、取引目的、財産状態、財務計画、知識、経験などさまざまな観点からご自身で取引を開始されることが適切かどうか、十分に検討していただきたいと思います。
知識や経験は、ある程度取引しながら勉強していくことで良いと思います。
ただ、投資ですので、生活費や将来の必要性において貯蓄しておいた預貯金を使ってまでやるようなことは避けていただきたいと思います。
おくまでも、余剰資金で取り組んでいただきたいと思います。
世の中、儲かる話ばかりではありませんので注意してください。
そして、取引をされる時はリスクを回避するための行動をとることにより、損失を少なくして利益をたくさん上げることが可能になると思います。
いわゆる、損小利大ということですね。
FXの5つのリスク

- 信用リスク
- 為替変動リスク
- 金利変動リスク
- 流動性リスク
- 電子取引システムリスク
リスクに対処するには、注文の段階でストップの注文を必ず入れておくようにすると良いと思います。
信用リスク
FXは基本的に店頭金融先物取引なので、取引所で行われる証券取引や先物取引とは異なり、お客様とFX会社との相対取引によって行われています。
そのため、もし、FX会社が倒産してしまうと、預けていた証拠金が戻ってこない危険性があります。
2005年7月の改正金融先物取引法により、お客様から預託を受けた資産を会社の資産と分別して管理することが義務づけられております。
為替変動リスク
外国為替市場では、24時間為替レートが変動しています。
為替相場が自分の予想と反対方向に動いた場合には、為替差損が発生します。
FX会社によっては、一定以上の含み損が発生すると「マージンコール」といって、決済するか続けるか聞いてきたり、あるいは強制的に決済する会社もあります。
あらかじめ強制決済をどの段階でするかを決めておきます。
それ以上損失をふくらませないという意味では強制決済も必要ですが、できれば、自分でルールを決めておいたほうが良いと思います。(3%や5%ルール 100万円なら3万円までの損失)あの投資家集団タートルズは2%だそうです。
金利変動リスク
FXは、金利の交換も行われています。
スワップポイント(金利差調整分)が日々発生しますが、ポジョンを決済するまでの間は継続しています。
各国の景気や政策などの要因によって金融情勢を反映した市場金利の変化によってスワップポイントも変化します。
場合によっては、受け払いが逆転するリスクがあります。
流動性リスク
市場の混乱で保有しているポジションを決済することや、新たにポジションを保有することが困難になる危険性が流動性リスクです。
大地震や戦争や政治的、経済的な状況で発生する危険性もあります。
電子取引システムリスク
FX取引を自宅のパソコンでインターネットを使って取引をするので、システム障害や通信機器の故障やアクセスの集中により取引の停止や処理が遅くなったりします。
これをシステムリスクと言います。