
移動平均線には、大きく分けて3種類あります。
- 移動平均線
- 上値抵抗線
- 下値支持線
この3つですね。
たいていは、この3本の線を同時に表示するのですが・・・「下値支持線が上値抵抗線を上抜いた時」この瞬間を専門用語で、「ゴールデンクロス」このように呼んでいます。
下値支持線・上値抵抗線とは?

下値支持線とは、「これ以上は下がりにくいですよ~」という、いわば下値の限界ということになりますね。
一方、上値抵抗線とは、「これ以上は上がりにくいですよ~」という、上値の限界点ということになります。
そんな上値抵抗線より上に、下値支持線が上がってくることもあるんですよ。
まさに、グイグイ上昇し続けるような、そんな予感がする瞬間と言えます。
そんな期待を込めて、下値支持線が上値抵抗線の上に来る瞬間を、「ゴールデンクロス」と呼んでいるのです。
ゴールデンクロスのダマシには注意
もちろんこのタイミングを狙って、ポジションを建てても良いと思います。
しかし、必ずしもそのまま上昇するとは限らないんですね。
「テクニカルの予想が外れた・・・」という状況を、専門用語で「ダマシ」と呼んでいるのですが、ゴールデンクロスにもダマシはあります。
ですので、一定の信用を置いても構わないのですが、「信用しすぎる」ということは止めておきましょう。
指標発表時は「高みの見物」を決め込む

経済の世界では毎日のように、必ずどこかで「指標」が発表されています。
主要国の雇用統計やGDPなどは、特に大きな変動要因になりますので、FXをやるなら絶対にチェックしておきたいですね。
重要指標の乱高下に飲み込まれる
このような重要指標が発表されると、一気に注文の量が増えることになります。
注文が一気に増えると、一気に相場が変動するのはお分かりですよね。
もし、そんな乱高下に飲み込まれたら・・・もちろん、大きな損失につながることもあると思います。
また、FX初心者の方であれば、「飲み込まれる」ことも珍しくないんですよ。
そんな時は、思い切ってポジションを決済し、「高みの見物」を決めても良いと思います。
スプレッドの拡大で損をする
また、多くの注文が一度に入ってしまうと、スプレッドが大きく開いてしまうこともあるんですね。
つまり「利益が狙いにくい状況」になるんですよ。
そんな荒波の中、上手く乗り切れれば良いのですが、投資の極意は「損をしないこと」です。
ですので、「ちょっと不安だな・・・」と思ったなら、逃げることも選択肢に入れてください。
ムダに取引を続けて損失を出すよりかはマシですしね。