
「スプレッドって何?」という質問、ある意味では「今さら聞くのが恥ずかしい」と言えるかもしれません。
FXを始めようと考えている人の中には、スプレッドについてよく知らない人もいますので、分かりやすく解説していきましょう。
スプレッドは買値と売値の「差」です

テレビのニュース番組の最後の方で、「本日の円相場は、1ドル86円56銭~59銭で取引されています」
なんてアナウンスを聞いたことはありませんか?
「56銭~59銭の、その3銭の差は何?」と思った方も多いことでしょう。
じつは、この「差」こそ「スプレッド」と呼ばれるものなのです。
たとえば、あなたの手元に1ドルがあるとしましょう。
これを誰かに売るとき、「86円56銭」この価格で買い取ってもらうことになります。
一方、逆に1ドルが欲しい時は、「86円59銭」で売ってもらうことになるんですね。
では、その3銭はどこに行ってしまったのでしょうか?
スプレッドは誰が決めてるの?
この3銭は、じつはFX業者に行くことになるんですね。
つまり、スプレッドがFX業者の「売り上げ」になるのです。
最近のFXは、取引手数料を無料にしたり、出金手数料を無料にしたりなど、様々な「無料」を行っています。
しかし、業者はスプレッドで儲けているため、上記のような「様々な無料」が可能になっているんですよ。
スプレッドは最重要事項ではない

「スプレッドで業者比較!」なんて言葉を見かけます。
もちろん、スプレッドは大切ですよ。
スプレッドが狭いと、利益ラインまでの距離が近くなりますので、ほんの少しの値動きで利益を狙えるメリットがあります。
しかし、なぜ「スプレッド」がこれほど重要視されるのでしょうか?
FXで安定した利益を上げている経験者は、スプレッドを大切にしながらも、もっと違う点に目を向けているのです。
約定率の高さが安全な業者の証明
それが、「約定率の高さ」です。
約定率とは、「約定ボタンをクリックしたら、ちゃんとその価格で即約定する」という、ある意味では「当たり前」のことなのですが、この約定率の高さこそ、最も重要視しているんですよ。
なぜなら、たとえスプレッドが狭かったとしても、ちゃんと約定しないと意味がないと思いませんか?
仮に、2pipsの利益が出ていたとして、そこで約定ボタンをクリックしたとしましょう。
しかしスリッページが起こり、逆に「-2pips」で約定してしまったとします。
これでは、いくらスプレッドが狭くても、損失を抱えてしまうことになるのです。
ならば、スプレッドは多少広くても、ちゃんとその価格で即約定してくれる方が、「安全に取引できる」という観点では賢い選択肢なんですね。
前述の通り、もちろんスプレッドも大切です。
しかし、「約定率の高さ」こそ、中級者以上が見ているポイントであると考えておきましょう。
広がらない「広いスプレッド」とは?

今のFX業界は、まさに「スプレッド戦争」と言えますね。
狭いスプレッドに大きな人気が集まるため、各業者とも狭いスプレッドの提示に必死なんですよ。
そんな中、他社と比較して広いスプレッドを、堂々と提示している業者があることをご存知でしょうか?
FXプライムはスプレッドが広がらない安心感
その業者こそ、「FXプライム」なのです。
今では、「米ドル/日本円」のスプレッドが、「1銭以下」になっている業者も多いですよね。
そんな中、FXプライムのドル円のスプレッドは「2銭」なのです。
数字だけを見れば、他社の2倍以上ですね。
では、なぜ他者と比べて広いスプレッドを、FXプライムは堂々と提示しているのでしょうか?
その最大の理由こそ、「広がらない安心感」なんですね。
一般的に、スプレッドは変動する仕組みになっています。
とくに、指標発表時などの混雑する時間帯は、スプレッドが「ググッ!」と広がることもよくあります。
リーマンショックでも広がらなかった事実
もちろん、広がったスプレッドでは利益が狙いにくく、損失ばかりが大きくなってしまうこともあるのです。
一方、FXプライムの場合、通常時のスプレッドは広いものの、「混雑時にも絶対に広がらない!」
という特徴があるのです。
なんと、あのリーマンショック時での広がらなかったという、脅威の安定を誇る業者なんですね。
通常時のスプレッドが広くなっているのは、絶対に広がらないという安心感を提供しているためなのです。